犬、猫は、その日の人間が食べるごはんの余った物で、十分なのかと思ってました。
小学生の頃、お友達の家に行くと、その家で飼っていた犬に
タマネギだけ抜いたお味噌汁に、白いご飯をまぜたものをあげていました。
近所に毎週1回、軽快な音楽を鳴らしながら、パンを売る車があって、
そのパンのおいしさを知ってしまった犬が、曲を聴くたびに遠吠えをするのです。
ああ、よっぽどおいしかったんだろな、と子供ながらに思いました。
つまり、人間の食べ物の中で、選択そして飼っている犬や猫にご飯をあげる、というスタンス、それが当たり前なのかと思っていました。
まあ、そうはいっても我が家でも、猫を飼っていた時期があって、
族に言う「ねこまんま」だったり、たまにキャットフードだったり、そのくらいでした。
それでも、日々、テレビを見ていてもキャットフードやドックフードのCMは多く、実際お店での売り場のスペースの広さからしても、今はそれ専門のエサをあげるのか、という、なんとなく認識はしていたのですが。
こうして猫を飼い始めて、その待遇にドン引きしてしまうことが多々あります。
その一つがやはりキャットフードです。
まず、そもそものエサに対する認識がだいぶ自分は違うんだなと思いました。
人間の食べ物には、塩分が多かったり、実際猫が食べれないものが多いので、もし、市販のキャットフードを与えないのなら、それ相当の注意が必要らしいのです。
そもそも牛乳も、人間が飲む牛乳は脂肪分が多いので、下痢をしてしまう猫もいるらしく、猫用の牛乳が売られているんです。
またそれが、私はいつも買う、スーパーで1ℓ148円で買う牛乳よりも高いのです・・。
・・・泣いていいですか??
日頃、仕事と子育てで追われているので、猫だけの食事をつくるなんて・・・。
それに、人間の猫の食べ物のメリハリをつけたい!
となると、選択肢はキャットフードになるのですが。
そのキャットフードも種類が豊富。そして、・・・え?高くない??
1歳までは、栄養価の高い餌。
それ以降は、病気にならないための餌、毛玉が胃の中でからまないための餌、年齢とともに栄養素が変わるので、それにともなった餌。
・・・ここまでくると、なんだか商売を感じてしまうのですが・・。
餌そのものも、自分が子供の頃よりも割高になっている気がしてならないのですが、きっとこれは日本の経済そのものが原因じゃないか、というところで、自分を納得させ。
それにしても、、、高いなあ、、、。
なんせ、今は子供の数よりペットの数のほうが上回っている時代だそうですね。
少子化だの、原因は不況だの、いろいろ言われてますが、
ペットにこれだけの労力を費やしているのになあ・・・と、なんだか違和感を感じてみたり。
まあ、そうはいっても、これでは人間の食べるものの、おかずが一品減ってしまう。それはまずい。
ということで、ちょっと猫の餌を手作りにしてみようかと、調べてみました。
で、ちょっと驚いたことです。
・猫の食事に関する研究はかなり進んでいるが、いまだに微量ミネラルなどの割合など、完全に解明されていなく、多少の塩分は必要だという意見と、まったくいらないという意見で分かれていること。
・猫は完全な肉食動物で、ネズミを丸ごとたべることによって、ネズミが消化しきれなかった野菜なども猫の栄養として必要としていること。
・手作りだけでは、必要な栄養素を補えないので、週に1度程度が理想か、1日2回あげるうちの1回が手作りでいいのか、回数でも意見が分かれていること
レシピがうんぬんの話以前です。
ちょっと心が折れる私です・・。
そんなことを調べて、猫のエサをこれからどうするか考えいた矢先です。
シンクの中にうっかりそのままにしていた、お好み焼きを食べたお皿数枚。もちろん、ソースやマヨネーズがべっちょりですよ。
猫たちにきれいに舐められていた・・・。
・・・泣いていいですか???